» 2010 » 7月 » 8のブログ記事

人間関係をつくり、維持するのに大事な第二の原則は、
人を審かないことです

これは、カウンセリング理論すべてに共通する原理です

人を審くと敵対関係になりやすいのです

これは、大人なら誰でも知っていると思います

心の中では「この馬鹿者が!」と思っていても、
「さすが部長ですね」とお世辞を言いますよね

ただし、カウンセリングにおいてはお世辞は言わないで、
相手の真意や状況を知ろうとします

たとえば
「それはどういうわけですか」
「その結果はどうですか」
「これからもこの方式を続けるのですか」
「何がそうさせているのですか」
と問えば、クライエントは審かれたとは思わないものです

「わかってもらえた」というよい感じを持つものなのです

日常の人間関係でもそれと似た場面があります

ゴルフに遅れた仲間に、「遅いじゃないか」ととがめずに
「何かあったんじゃないの?」ときくのがその方法です

審かれるとなぜ不快なるのかというと、理由は四つある
といわれています

①プライドが傷つけられるから

②それまでの自分の流儀が否定されると、その先どうして
 いいかわからない不安が生じるから

③こちらがアドバイスを求めているわけでもないのに
 おせっかいされた迷惑さを感じるから

④こちらの事情を知りもせずにもの知り顔に教訓をたれる
 倣慢さへの不快感、すなわち、理解していないのに理解
 したつもりになっている相手のプライドへの不快感が
 生じるから

そういうわけで、人と不仲になりたくなければ、相手を
批判する言動はとらない方が得策です

動機が善であっても、批判を避けるべきだということです

では、どういう人が人を審きがちかというと

「あの人は根は悪い人ではないのだが……」と弁護して
くれる人はいるのですが、ついひとこと多いために嫌われる
人がいます

なぜ毒舌が好きなのかというと、主な理由がふたつあります

①特定の価値観に固執しているからです

 論理療法でいうイラショナル・ビリーフに支配されて
 いるからです

 たとえば「夫唱婦随であるべきだ」「部下は上司に口答え
 すべきではない」「年齢よりも学歴の高い方から昇進させる
 べきである」「恋人をふるべきではない」「いつも愛想よく
 すべきである」などです

 すべてのイラショナル・ビリーフは非現実的です

 非現実的ビリーフとは、「~であるべきだ」「~である」
 といくら叫んでも、人生はこちらの願望のとおりには
 動かないものであるとの認識が足りない考え方のことです

 こちらの思うとおりでない現実に腹が立つから、きつい
 ことを言いたくなるのです

②劣等感が毒舌のもうひとつの理由です

 劣等感には、「劣等感情または劣等意識」「劣等
 コンプレックス」の二つの意味があります

 前者は自己制御しやすく、後者は自己制御しにくいのです

 劣等コンプレックスがあると、どうしても相手にけちを
 つけて、つまり相手を自分のレベルに引きさげて劣等感
 を消そうとしたくなるのです

人を批判しない人とは、

①有能な人=劣等感の少ない人=自己受容の人
②特定の価値観や認識に固執していない人

ということになります

懐が深い人とか寛容な人とは、このいずれかの条件を
満たしている人だといわれています

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小山 信弘

SEを2年前に定年し、今はのんびりとITコンサルタントとヘルスケアーカウンセラーをしています。毎日が休前日という贅沢な日々ですみません。

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