昨日の続きです。
8.焦げた部分はさける
-突然変異を引きおこします-
魚や肉を焼いて焦がすと、細菌などに突然変異を引きおこす物質
が生じることが、最近明らかになってきました。
この焼け焦げに含まれる発がん物質は、調理温度が高く、調理時間
が長くなるほど、量が増え、とくに、肉や魚、野菜などを直火で
焼いたり、フライパンの上で熱を加えて焦がした場合に多くできます。
ふつう、焦げた魚や肉の1食分で口に入る発がん物質の量は、
ごくわずかです。
しかし、焼け焦げの中に含まれる発がん物質は数種類が確認されて
いますし、また、でんぷんや糖などの炭水化物のお焦げにも、細菌
の変異を引きおこすもとになる物質が含まれています。
あまり神経質になる必要はありませんが、焦げた部分を大量に
食べることはさけたほうがいいでしょう。
9.かびの生えたものに注意
-食べる前にチェックして-
ひとくちにかびといっても、いろいろな種類があります。
有害なのは、ピーナッツなどのナッツ類やとうもろこしにつく
かびで、これには強い発がん性が認められています。
東洋人に肝臓がんが多い理由として、B型肝炎ウィルスなどの
ほかに、このかびもが関わっているのではないかと疑う学者も
いるほどです。
外国のある地域で売られているピーナッツのほぼ50パーセントに、
微量ながら発がん性のあるかびが認められたという報告もあります。
日本では輸入の際に厳重にチェックされているので危険は
ありませんが、一応、食べる前によく確かめましょう。
日本産のピーナッツは安全です。
また、ある種のチーズのように意図的にかびを用いた食品に
ついては発がんの心配はありません。
10.日光に当たりすぎない
-太陽はいたずら者です-
かつて、海や山で太陽の日ざしを浴びて肌をかっ色にやくことが、
健康のシンボルであるかのようにいわれた時期がありました。
ところが、最近では、紫外線が皮膚に有害であることがわかって、
肌のやきすぎはなるべく避けたほうがいいといわれています。
紫外線でやけた肌は、一種のやけどの状態にあります。
炎症が続くと、細胞の遺伝子が傷つけられ、がんを誘発する
可能性も高いわけです。
人種的にみると、紫外線に過敏に反応するのは、メラニン色素の
少ない白人で、熱帯地方にすむ白人には皮膚がんや悪性黒色腫が
多いといわれます。
それに比べると黒人はずっと紫外線に強く、日本人も黒人並みに
耐性があります。
そのため、わが国では比較的、皮膚がんや悪性黒色腫が少ない
のですが、まっ黒に日焼けするほど肌をやくことは、なるべくなら
避けましょう。