呼吸は生命に欠かすことができないものです
しかし、効果的な呼吸をいつもおこなっていることは少なく
健康にとってマイナス影響を及ぼしていることがあります
この大事な呼吸は一般的には重要性を認識していないことが
多々あります
呼吸を正しくして健康を保とうというのが呼吸法と呼ばれる
もので、多くの方法があり、太極拳の目的のひとつもこの
呼吸法なのです
健康障害からの回復のためにも効果が得られています
コンスタントにベスト状態の活動や集中力を維持することは
容易ではありませんが、多くの生活場面でベストパフォーマンス
を求められているのも事実です
人は皆、あることから次のことに移るときに、自分を整える時間
を持つことで、達成度は著しく高まりやすくなります
自分を整えてベストな状態で次のことに向かうことができるよう
にするためにも、呼吸法は効果的な方法といわれています
よい呼吸法を身につければ、心身の安定化とコントロールを図る
ことができ、多くの呼吸障害のみならず心身障害にも効果的です
改善ができる障害には、過呼吸および過換気症候群、胸の痛みや
機能的心臓症状、四肢冷感、パニック発作、不安、抑うつ的な状態、
筋肉の緊張、頭痛、倦怠感、不眠、いらつきなどがあります
深呼吸は効果的です、それを少し整理してみます
【生理学的効果】
①鼻腔を通しての吸気は鼻腔内の神経末端を刺激し、神経系を
落ち着かせる効果があります
②この刺激は、気管支を拡張させたり収縮させたりする効果があります
③血液中のカテコラミンに変化を生じさせ、副交感神経に影響のある
アセチルコリンの分泌促進を図れます
④横隔膜や肺の規則的な動きは腹部内の迷走神経を静かに刺激し、
副交感神経機能の促進を図れます
⑤肺を構成している肺胞は3~5億個ありますが、深呼吸により
肺胞を膨らませると毛細血管でのガス交換が促進できます
【認知的効果】
①深呼吸での注視点の変更や落ち着くイメージの生成ができることで、
1つのことにとらわれている状態から視点を そらすことができる
ようになります、これを認知転換といいます
②早期に症状の改善やコントロールがおこなえるという感覚を高め、
自己能力を信じる体験をとおして、認知的再構成化を図れます
症状の悪化という悪循環を断ち切るのに効果的なのです
また、呼吸と感情には密接な関係があります
緊張していたり不安な状態のときの感情の変化は、呼吸の量と質に
一番早くかつ強い影響を与えるため、呼吸が速くなったり乱れたり
します
人前で発表するときや緊張の高まる状態のときは、知らないうちに
深呼吸したり意識して大きく息をしたりして落ち着かせることを
学習してきているはずです
こういう意味でも、呼吸法は重要なリラクセーション法といえます
今日は、このくらいにして、実際の呼吸法のトレーニング手順に
ついては後日説明します、また読んでください
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